• セレックについて
    • メリット・デメリットは?
    • 他の治療方法との違いは?
    • セレック治療の流れ
    • 症例や目安料金を紹介
  • 小室歯科のこだわり
  • 医院案内
  • お問い合わせ

e-max

e-max

本日は、数あるセレックのブロックの中でも、e-maxについて、お話ししようと思います。e-maxとは、イボクラービバデント社の、2硅酸リチウム製のブロックのことです。

セラミックのブロックは、長石系の物、ジルコニア製の物、ハイブリッドセラミックの物など、いろいろありますが、それぞれ一長一短あるものなので、その性質に合わせて使い分けることが必要です。

たとえば、見た目が優れたものは、強さが弱い。あるいは、その逆。前者は奥歯に使いにくく、後者は前歯に使いにくいです。

また、加工がしやすい、しにくいといった特徴も考えなくてはいけません。

e-maxの良さは、強さ、美しさ、加工のしやすさが適度にバランスのとれた、オールラウンドな材料であることにあります。

硬さは、ジルコニアの材料や、金属には敵いませんが、長石系のブロックと違い、奥歯の被せなどにも、十分使用可能なものです。そのため、ちょっとした臼歯部のブリッジにも使用出来たり、インプラントの上部構造(被せもの)にも使えるようになってきています。

また、美しさは、長石系のものほど、透明度が高くはないですが、ジルコニアほど、真っ白ではなく、特別見た目を気にしないケースでは、十分に患者さんに満足いただけるかと思います。

この材料の特徴的なところは、最初は、紫色で、若干軟かい状態のブロックで、この状態で削りだしするのですが、その後、熱を加えてクリスタライゼーションという処置をしますと、白く、硬くなって、セットできる状態になることです。この加工に一時間弱かかります。長石系のもののように、削って即、セットできるという材料ではないので、加工のしやすさという意味では、長石系には劣ります。しかし、ジルコニアのように熱処理に時間がかかりませんので、削ったその日にセットすることも可能です。

以上のように、ジルコニアはバランスの非常に取れた材料で、また、開発されてから十分に臨床応用されて、安全が確立された材料ですので、小室歯科近鉄あべのハルカス診療所でも、多くの症例に使用して、患者さんに満足頂いています。

しかし、e-maxは、ほかのセラミックと同様、歯の削り方に十分な習熟が必要なこと、また、クリスたらいゼーションに専用の“炉”が必要なことなど、その良さを十分に発揮するには十分な設備と研鑽が必要です。当院も、セレック導入時からe-maxを熱処理する“炉(ファーネス)”を揃え、e-maxを開発したイボクラービバデント社の本国のリヒテンシュタインに行って研修に参加するなど、十分に研鑽も積んできました。

今後とも、小室歯科近鉄あべのハルカス診療所では、e-maxを十分に使いしてセラミック臨床を展開していきたいと思います。